花粉症とアレルギー

2008年06月10日

果物アレルギー2

アレルギーになることが多い果物はバラ科の植物です。

リンゴ、サクランボ、ナシなどです。

他に、キウイ、マンゴー、バナナ、モモ、メロン、パイナップル、トマトなどがあります。
中でも、モモやリンゴは
アナフィラキシーのような強い症状が出やすいようです。

しかし、これだけでなく、
どんな果物でもアレルギーが出る可能性はあります。

卵、牛乳、小麦など、今までにも知られていた食物アレルギーは、
主に消化され小腸から吸収されてから症状が出るので、
食べてから発症するまで1時間半ほどかかります。
しかし口腔アレルギー症候群の場合は
口に入れてすぐ粘膜表面に反応が出始めるので、
15分ほどで口の中のかゆみなどを感じます。

この反応の早さが果物アレルギーの一番の違いでしょう。

バラ科の果物でアレルギーを起こす人は、同時に
シラカバやハンノキの花粉のアレルギーもあるケースが多いことが明らかになっています。
そのため日本ではシラカバが生えている北海道などに
リンゴアレルギーの患者さんが多いという事実があります。
ハンノキはスギと花の時期が重なるため、スギかと思っていたら
ハンノキ花粉アレルギーだった、ということがあるので注意が必要です。

ゴム(ラテックス)もゴムの木から採れるものですから、植物です。
ゴム製品のアレルギーの人がキウイ、マンゴー、バナナなどにも
アレルギーを示すことが多いのです。
こういった関連性は患者さんの体が、
タンパク質の構造が似ているものに反応しているのでは?と考えられています。

果物による口腔アレルギー症候群は新しい病気なので、
患者さんの症状などが将来どのように変わっていくかといったことは、今はまだ解っていないのが現状です。 スポンサードリンク
posted by fal at 21:22 | Comment(0) | アレルギー

2008年06月09日

果物アレルギー

果物アレルギーは最近になって急に目立ち始めたアレルギーです。
欧米では1980年頃から、日本では90年代頃から知られるようになってきました。
果物アレルギーと言われますが、野菜で起こることもあります。
これまではほとんど見られなかった病気です。

果物アレルギーはほとんどの場合、生の果物で起こります。
果物を口に入れて15分ほどで、
果物に触った口や咽の粘膜が腫れたり、かゆくなったりするのが特徴です。
このような形であらわれるものを口腔アレルギー症候群と呼んでいます。


果物アレルギーではまず、口のまわりや口の中、咽の粘膜に症状が出ます。
口のまわりにじんましんができる、唇や口の中と咽の粘膜のかゆみ、
炎症、むくみなどです。

のどが締め付けられている感じがして呼吸が苦しくなったり、
胃腸では腹痛、嘔吐、下痢になったりします。

重症の場合は全身にじんましんが出たり、喘息発作がおきたり、
アナフィラキシーが起きることもあります。
気道がむくんで塞がったり、血圧が急激に下がるなど、
重い症状で死亡例もありますので、
もし何か食べて2時間以内に呼吸が苦しくなり、ゼイゼイ言うようなことがあったら
すぐ病院などに連絡をし、治療を受けることが大切です。

これまで食物アレルギーは子どものときにかかっても
だんだんに自然に収まってくるものが多かったのですが、
果物アレルギーは大人でもかかります。

果物は生で食べることが多いですが、
たとえばリンゴアレルギーでも焼きリンゴは平気、
ジュースや缶詰めも加熱殺菌されていれば平気、
という患者さんがいます。
加熱すると大丈夫な場合があります。 スポンサードリンク
posted by fal at 16:07 | Comment(0) | アレルギー

2008年04月04日

花粉対策をする時間

花粉症の人はオフィスへ向かう朝と、オフィスから帰る夕方の1日に2回、花粉対策に注意が必要です。

この時間、アスファルトに覆われた都市部では、花粉の飛ぶ量がピークになるわけですから、万全の花粉対策で過ごすようにしましょう。
アスファルトやコンクリートに覆われた場所では、舞い上がる花粉にも注意が必要なのです。

花粉は風によって遠くから運ばれてきます。
スギやヒノキがない都市部でも花粉症に悩まされるのはこのためです。
しかも都市部はアスファルトに覆われているので、乾燥しやすく、
地面に落ちた花粉もふたたび風で巻上げられ、いつまでも飛散します。

都市における一日の花粉の飛散量は午前と夕方にピークがあります。
午前中、暖かくなってくるとスギやヒノキが花粉を飛ばし始めます。
午前中のピークは、こうして飛び出した花粉が
風にのって都市まで運ばれることによって起きてきます。
そして夕方のピーク。夕方には、すでに一度地面に落ちた花粉が、
交通量が増える夕方に巻き上げられるために、
ふたたび空気中を漂うことになり、花粉飛散量としては増えると言われています。

有効な花粉対策をしようと思ったら、
こうした気象や都市の動きのメカニズムを知っておくことも役立ちますね。 スポンサードリンク
posted by fal at 11:00 | Comment(0) | 花粉症

2008年04月03日

花粉の量と気候

猛暑の夏の次の春には花粉がより多く飛ぶと言われています。
花粉症の人は、ぜひ夏の気候を見て、次の春に飛ぶ花粉の量を予測し、早めの花粉対策をとることが有効でしょう。

その年に飛散する花粉数は、前の年の夏の気象に深い関係があります。

猛暑の夏の翌年の春は花粉が多く飛び、逆に冷夏の翌年は花粉が少なくなります。
これはスギの花芽のもとが前年の夏に作られるからです。
夏に暑いと、スギもどうやら、花芽をたくさんつけ、花粉を多く蓄えるようです。

これまでの観察記録によれば、2004年春の花粉飛散量は少な目でした。前の年(2003年)が冷夏だったためです。
しかし、2004年の夏は記録的猛暑となりました。
翌年2005年の春は記録的な大飛散になったのです。
花粉が多いか少ないかは、前年の夏の気象条件から事前に予想することができることがわかりました。

また、冬が遅く、冬の始めの頃の気温が高いと、
スギの花芽が休眠に入るのが遅くなってきます。

このため、花粉の飛散開始が遅れるなどの事例が認められています。
花粉対策には、冬の始まりの気候にも注目するとよさそうですね。
気象も地球温暖化のためか極端になり、
猛暑の夏、冷夏、暖冬など、年によって全く違ってきます。
春の花粉症対策に、年間を通じた気象に気を配ることも大事ですが
環境のことも考えて、スギが花粉をつけなくてはならない理由は何か、
また、私たちの多くがアレルギーになる理由は何かなど
多角的に学んでいかなくてはならないでしょう。

それが花粉症の根本対策となるでしょう。 スポンサードリンク
posted by fal at 11:00 | Comment(0) | 花粉症

2008年04月02日

花粉が多く飛ぶとき

花粉症の人にとっては、その日の花粉の飛散量がどのくらいになるのか気になりますよね。
スギ花粉が多く飛ぶかどうかは、花粉対策をする上で大事な情報です。
花粉予報として出ていますが、
天気や気温の予報を見るだけでも検討がつきますし、天気図からも予想できます。
天気図を読んで、早めの花粉対策をしましょう。

花粉が特に多く飛ぶ気圧配置には2つのパターンがあります。
まず、晴れて暖かい日。高気圧に覆われているときです。
そして、日本海に低気圧があって、あまり日差しが出ないとき。

花粉は、高気圧に覆われるよりも
日本海に低気圧がある時のほうがより多く飛ぶことがあるのです。

日本海を低気圧が進むときには、
南から暖かい空気がどんどん日本付近へ流れ込んできます。
暖かい南風が吹きます。
すると、気温がグングン上がるため、スギから多くの花粉が飛び出してきます。
この飛び出した花粉は、低気圧によって吹く南からの強風に乗って、
スギが少ない都市部まで飛んでいくのです。

花粉症の方はこんな天気図を見かけたら、即、花粉対策。
十分注意してください。 スポンサードリンク
posted by fal at 15:02 | Comment(0) | 花粉症

2008年03月06日

花粉症と歯医者

花粉症の季節になると、歯医者さんが繁盛するという話、
聞いたことがあるでしょうか。

これは、花粉症の人には、気をつけてほしいポイントでもあります。
花粉症でなくても、口の健康には普段から気をつけたいもの。
歯周病など、口の中の病気は、全身の状態に深く関係するからです。

さて、花粉症にはると、まずどうなるでしょうか。
花粉症の症状が出ているときは、鼻炎が強くなっています。
そのため、鼻でスムーズな呼吸がしづらい状態です。
どうしても口で呼吸する時間が長くなってしまうのです。
長い時間口で呼吸していると、
口の中の水分(唾液)が蒸発してしまい、乾燥してきます。
その結果「口が渇く」というわけです。

花粉症の症状を抑える薬のために、口の乾きがなおさらひどくなることもあります。
花粉症の症状を抑えるのに、結果として鼻水だけでなく
唾液の分泌も減ってしまうというものです。
分泌される唾液の量が減ってしまうため、やはり口の中は乾燥しがちになります。

口が渇くことの害はいくつかあります。
口が乾燥すると唾液の流れが悪くなります。
この状態では、プラーク(歯垢)や食べかすが歯や粘膜から流されません。
唾液は口の洗浄に重要な役割を果たしていて、
口の中によけいな雑菌が繁殖するのを抑える働きがあります。
その洗浄作用が弱ってしまい、口臭を発生させます。
そして溜まったプラークによってむし歯や歯周病が引き起こされ、進行します。

花粉症で口が乾くことは、ある程度しかたがありませんが、
乾いてしまうと体によくないのだという認識をもって
花粉症とつきあえば、歯や歯茎をだめにする前に対処ができるでしょう。 スポンサードリンク
posted by fal at 22:18 | Comment(0) | 花粉症

2008年03月03日

花粉症の症状を軽くしよう!

花粉症は、いまや5人の1人がかかっている国民病になってしまいました。
都会では花粉症の比率が地方に比べて高いので、
4人に1人、あるいは3人に1人くらいの割合なのでは?と思われるかも知れません。
これだけ花粉症の人が増え、辛い症状に悩む人が多くなったのですから
花粉症対策のためにさまざまな方法が講じられています。

花粉症対策の中から、科学的根拠のあるものから、民間療法まで、
効果があるとする人が多い方法で誰でもでき、
続けても副作用がなさそうなものを調べてみました。

花粉症軽減対策は生活習慣の改善が基本。

花粉症は、免疫系が誤動作するアレルギーのひとつ。
アレルギー全般は複雑なので、これで解決という特効薬的な対処法はありませんが、
アレルギーを悪化させる要因と
改善する要因となるものがあることは事実です。
花粉症に対抗するために、少しでも改善につながる生活習慣を心がけることは
花粉症対策としてだけでなく、豊かな暮らしへと繋がりそうですね。

花粉症対策には、まず
適度な運動をすること、ストレスを溜め込まないこと、十分な睡眠をとること。
運動も、ストレス解消も睡眠も、あるいは楽しい笑いも
心身をリラックスさせ、免疫力を総合的に高める作用があります。
運動というと、一生懸命取り組む人が多いようですが
目的は血行をうながし、リラックスすること。むきになると逆効果です。

花粉症は免疫系が強く働きすぎるために発症するのだから、
免疫力を高めていいのだろうか。。と不安になる人もいるようですが、
免疫はバランスを崩したときに病気や辛い症状を呈するようになるので
免疫系のバランスをよい状態におくことが基本です。

花粉症も例外ではありません。 スポンサードリンク
posted by fal at 11:00 | Comment(0) | 花粉症

2008年03月01日

花粉症と子ども

花粉症といえば、少し前までは大人がかかるものでした。
花粉症の症状が出るまでには、花粉に長いことさらされることで免疫の反応が出るようになるためでした。
しかし最近は、それほど花粉にさらされた歴史が長くないはずの幼児期に花粉症を発症する例が徐々に増えてきています。

0歳でスギ花粉特異IgE抗体が陽性になる例が報告されています。
花粉症を引き起こす抗体をすでに持っているのです。
そうした子どもの多くは秋冬生まれであったとのことですので、
生まれて間もない乳児期前半に花粉のシーズンを迎え、
大量の花粉にさらされることになります。
この時期にさらされると感作されやすい=抗体ができやすいことになります。

3月生まれの2歳の子どもの例があります。
この年は花粉の飛散量が少ない年でした。しかし、3月下旬から鼻づまり、くしゃみや鼻みず。目も痒がるとのこと。
ご両親にはアレルギー性疾患があり、室内犬が一匹ほかという家族歴。

血液検査を行うとスギ特異IgE抗体はスコア3で陽性と出ました。
イヌ上皮も陽性でした。

2歳になったとたんに、花粉が少なめの年でも立派なスギ花粉症を発症したという例です。

スギが例年になく大量に飛散した平成17年3月に生まれているので、
生後すぐに大量のスギ花粉に曝露した子の一人なので、早くから花粉症が出たと考えられています。

小さい子どもたちの花粉にさらされる機会を減らすのが効果的な予防法だと思われます。 スポンサードリンク
posted by fal at 11:00 | Comment(0) | 花粉症

2008年02月29日

花粉症の治療

花粉症の治療には薬物療法と根治療法があります。
花粉症の症状をとりあえず緩和するのが薬物療法なのに対して、
根本的に花粉症そのものを完治させようとするのが根治療法です。

●薬物療法
花粉症の症状:鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、など、
症状にあわせた薬物療法が一般的です。

症状を抑えるのに有効な、化学伝達物質遊離抑制剤や抗ヒスタミン剤を季節前から服用します。
化学伝達物質遊離抑制剤や抗ヒスタミン剤の点眼薬、鼻噴霧用ステロイド剤などを症状に応じて用います。
しかし、欠点として、投薬のタイミングをはずすと効果が薄いこと、薬の副作用や毎年シーズン期に薬を使用する面倒さなどがあります。

●根治治療
根治治療としてあげられるのが、免疫療法〜減感作(げんかんさ)療法です。
重い花粉症患者の人や薬の副作用に悩む人には、お勧めの治療法でしょう。

減感作療法ではアレルギーの原因となる花粉エキス(抗原)を少量ずつ体内に入れます。
こうすることで体を花粉に慣れさせ、花粉に耐えられる身体を作るという治療法です。

減感作療法では、注射で抗原を体内に注入します。
最初は週に1〜2回、症状を起こさない程度の薄いエキスの注入を少量注射します。

その後は2週間に1回、以後は1ヶ月に1回、少なくとも2年間は注射を続けます。
平成7年度の厚生省長期慢性疾患患者総合研究事業の研究成果によると、スギ花粉症に対する減感作療法で、軽症、無症状におさまった人は 80%以上でした。副作用が少ないこともメリットです。
ただし、ショック症状などの副作用が皆無ではありませんので、必ず医師とよくコミュニケーションをとってください。

この免疫療法では、注射を続けることが、特に子どもなどでは負担が大きいことが問題でもありました。
そこで現在注目されているのが、注射を必要としないタイプのものです。
経口、舌下、点鼻などで行える減感作療法です。

「舌下減感作療法」は、舌の下にまず小さなパン片を置きます。
そこに花粉エキスを目薬のようにたらして、2分ほどおいてからにパン片を飲み込みます。
パンを使うのは花粉エキスが流れてしまうのを防ぐためです。
花粉エキスの濃度を徐々に増やしながら、最初の3週間は毎日1回、4週目からは週に2回のペースで花粉を投与します。

舌下減感作療法は、欧米ではすでに行われています。
日本では日本医科大学付属病院で治験の段階ですが、臨床試験も高い成果を あげており、早い実用化が待たれます。

注射の痛みがなく通院の必要もないことから、幼児や高齢者には負担もかからず、手軽です。

「DNAワクチン免疫療法」など、また違った免疫療法の開発も進められています。
花粉症も根治治療の可能性はさらに広がっています。 スポンサードリンク
posted by fal at 21:00 | Comment(0) | 花粉症

花粉症とL-92株

花粉症に乳酸菌!というニュースが目に付くようになりました。

花粉症のつらい症状を抑えるのに、実際に花粉症の症状のある人を対象に乳酸菌の効果を確かめる実験が行われました。
花粉症に効果があると思われた乳酸菌のひとつは「L-92株」。
L-92株の乳酸菌を摂取し、花粉をあびるという実験です。

花粉症でつらい眼のかゆみ、鼻のかゆみ症状の予防に効果が認められたのです。
比較のため、プラセボ(菌未配合)のタブレットを摂取した人もいます。
この人たちは症状が変わりませんでした。
しかし、乳酸菌「L-92株」を含むタブレットを摂取した人は、眼のかゆみ、鼻のかゆみともかなり抑えられたという結果です。

花粉症になってからの対応策ももちろん大切ですが、
花粉症のある人は、花粉シーズン突入前の対策がさらに効果的。
花粉が飛び始める前、冬のうちから乳酸菌「L-92株」をとり続けることにより、花粉症の症状を抑えられるかもしれません。
この結果は日本アレルギー学会でも発表されていものです。

乳酸菌「L-92株」は、免疫バランスを調整することで、アレルギー症状を緩和する作用をもっているのだと考えられています。

というのは、花粉症の症状をやわらげる乳酸菌「L-92株」ですが、実はアトピー性皮膚炎のお肌にも良いということが知られているからです。

花粉症とアトピー性皮膚炎は別の疾患のようですが、
実は同じアレルギー群のI型に属していて、免疫バランスが崩れることにより発症することがわかっています。
他には、通年性アレルギー性鼻炎も同じアレルギーの仲間なのです。 スポンサードリンク
posted by fal at 10:28 | Comment(0) | 花粉症と乳酸菌